免許更新地獄

初の免許更新が今週までとギリギリなので、新入社員のくせに有給使って、免許センターに来た。

13時〜14時の1時間だけかと思って12時から待機してたのに、一向に始まらなくて何だと思ったら受付時間が13時〜14時だった。講習時間は別で2時間あった。ですよねー。

更新ハガキは実家にあったので時間のかかるハガキ無しでの申請に並んだけど、並んでるヤツらの順番という概念がない。我先にと横入りの凄いこと。年寄りが多いせいか魑魅魍魎って感じ。

受付では素早くさばくために心を無くした人間に似たロボットがお出迎え。若者に対してだけなのか、年寄りには到底理解できない程のマシンガン説明、あたかも入会しないといけないかのように説明される自動車協会の会員登録。これはずるい。連れション感覚で誘ってきたらつい入っちゃうだろ。最近のロボットは詐欺まがいなことも出来るのかと感心する一方、あれだけ周りに入らなくて良いからねと念押しされてたのに入ってしまったことに後悔しかない。お金のない俺にとってその1500円で何日生きていけるのか、心がないロボットには分かるはずがない。

妖怪共も妖怪で、｢Aの撮影室にお願いします｣でBの列に並んだり、呼んでもないのに撮影室に並び出すやつがめちゃくちゃいる。たぶんこれもロボットによる被害者妖怪達だ。蜂の巣にされた挙句、魂だけが独り歩きしみんなの前で晒し者の如く介護され成仏するのだ。南無阿弥陀仏。

写真撮影まででもかなり不快だから、免許証の写真は絶対盛れない。出来上がりの免許証見たら、何人か殺してる顔してた。

講習の座席も最前列。なんで早く来たやつが前なんだ！！（当たり前）

わざわざ早くに家を出て、何故か田舎にしか設置されない免許センターに来てこの仕打ち。俺の後ろで寝てたヤツ絶対許さない。

講習では、事故って人生狂い出すお決まりのビデオ。最終的にかもしれない運転を習得したパパがドヤ顔して、娘が｢すごーい！パパかっこいいー！｣という安いドラマが流れる間、頭の中はさっき払ってしまった1500円でいっぱいでした。

結局、帰り際にやっぱやめますで1500円返金してもらった！やったね。すごい形相で｢全部返して下さい｣って言われたけど、所詮はロボットの言うことだ。

夜は彼女とお寿司を食べた。

お会計が1490円だったので、やっぱ入らなくて良かったな〜と暖かいお茶を飲みながらしみじみと思った。