3K職場

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とうとう8月が終わった。8月が終わると夏休みが終わるので、自動的に夏が終わったと感じるように子供の頃から頭に設定されている。さよなら平成最後の夏。

 

それと同時に5ヶ月にも渡る長い現場研修も終わりを迎えた。営業として入社したが、営業について1つも教えてもらえず現場、現場、現場の日々。キツかったので正直嬉しい。特に最後に1ヶ月間いた所はめちゃくちゃキツかった。

キツい、汚い、危険。これらの要素がある職場を3K職場と言うらしいがまさにそれだった。なんなら臭かったし、消えてなくなりたいと思ったので5Kだった。

そもそも職場がエアコンのないトタン屋根の大きな建物。皮肉にも日当り良好。暑い、いやクソ暑い。長袖長ズボンの作業服に濡れないためにエプロンと手袋を着用するので、死ぬほど汗をかく。おまけに今年は記録的猛暑、ニュースでは「命の危険に関わる暑さ」と報道してて、いやそれなら外に出てはいけないのでは?と自分を正当化して仕事に行かない妄想を何度もした。

仕事の内容も全部力が必要だった。。25kgの塩をひたすら運んだり、1日合計2000kgくらいの商品を手でひたすら移す作業、塩が目に入って悶え苦しんだ日もあった。もうね、全身ビショビショ。汗なのか水なのか、何で濡れてるのかわからない。大雨の日に外でサッカーして帰ってきた子供のぐしょぐしょの靴下と同じ臭いが全身からする。酷い時はブタの背脂の臭いがして、いよいよダシが出たかとも思った。初日は汚れないように抵抗してたけど、ものの1時間でバッキバキに心折られた。気にしてたら仕事にならない。

フォークリフトを運転するのは座れるし凄い楽みたいだ。だから、一日中乗ってるおじさんが偉そうに指示をしてくると蹴り飛ばしてやろうと思ったが、その人がキーパーでお茶作ってるから何も言えねぇんだ、極限に喉が渇いた状態で飲むお茶は体力の回復を感じさせた。そいつがお茶作るのを忘れてた時はGTA(グラセフ)みたいにフォークリフトから引きずり下ろして、1発蹴り入れてから奪ったフォークリフトリバティーシティに消えたくなった。

唯一良かったのは、休憩所で沢山ジュースを奢ってもらえたことだ。これまでに各部署を研修してきて得た繋がりの賜物だった。

そして、1本100円のホワイトソーダは安くて美味しくてやっぱり最強だった。