ハロウィンに集まったヤツらをまとめて落とし穴に落としたい

Halloween(ハロウィン)

毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられている祭のこと。もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事であったが、現代では特にアメリカ合衆国で民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習がある。

Wikipedia引用

拝啓、

今年もハロウィンの季節が来ました。

今年も秋の豊作を祈ったケルト人達がダンスを踊り、警察に止められようとも懸命に祈り続けた姿は涙無しに見ることは出来ませんでした。

でも皆、畑の少ない渋谷に集中していたことが不思議でありません。せっかくなら北海道のような田園地帯へ遠征し、イネの苗くらいの間隔に1人ずつ横並びで祈りを捧げた方が効果があると思うので今年の反省を活かして、来年は北海道でハロウィンするべきだと思います。今年もカールおらが村のために祈って下さりありがとうございました。                             

                                                         カールおじさんより

f:id:kaniboy:20181030002121j:image

 

毎年恒例、カールおじさんから感謝のお便りを頂きました。カールおじさんありがとう!

しかし、おじさんも渋谷の若者も「Halloween」を全く理解していない。特に若者達は、「ハロウィン」どころか「はろうぃん」すら理解出来ていない。でも、「うぇーい」って言えば意思疎通とれる、なんなんだコイツらは。

例年通り、パレードのようにゴミを撒き散らし、「うぇーい」「ふぉー↑」「うぉいうぉい」と独特の鳴き声を発する姿はニホンザルを彷彿とさせる。ハロウィンは人を退化させてしまうのか。今年もいい歳した大人達が目立つために仮装をして集まったが、みんな派手な格好では意味が無いので、働きアリのように力を合わせて軽トラックを押し倒し、「うぇーい」と倒したアピールでもしないと目立つことが出来ない悲しい現状。ハロウィンで目立つには普段よりもハードルが高いのだ。

一方その頃、散らかったゴミを自主的に回収する人達がいる。そういう人達の2割は性善説に基づいたガチの良い人。5割は仮装しながらゴミを拾う、要するにハロウィンを楽しみながらゴミも集めてしまう一石二鳥な方達。ネットで知り合った人達とやってるイメージ。2割はゴミを拾う姿をTwitterに載せて、いいねやRTを稼ぎたいだけの目立ちたがり屋、あわよくばニュースに映りたいとも思ってる。残りの1割はキンコン西野

このように、ゴミを散らす者とゴミを拾う物で需要と供給が成り立っているのだ。西野の『ハロウィンのゴミだけでアート作品を作ろう』みたいな企画は、先にゴミを拾われる妨害を受け、逆に必死にゴミを探すことになった例がある。ゴミを拾ってTwitterでアピールしてる奴らも、結局「うぇーい」と同じで目立ちたいのだが、残念ながら陰キャは「うぇーい」には弱いのでSNSを利用するのだ。ちなみに「うぇーい」はSNSに弱いという三すくみの法則で成り立っている。

何故かテレビではあまり流れないですが、ハロウィンというのは『トリックアトリート』という一面もある。これに関してはもう平和。悪戯とお菓子どちらを選んでも冬場の湯船くらいにあったけぇ展開が待ってる。同じハロウィンで何でこんなに違うのか?完全にパラレルワールドで生きてる。そんな幸せな世界を文化遺産に認定してみんなで守っていきたい。

さらに、ハロウィンにはもう1つパラレルワールドが存在している。それが『地味ハロウィン』というものだ。地味ハロウィンとは、しっかりと日本語を話す人達によって開かれるパーティであり、マニアックな人の仮装をして盛り上がるものである。とんねるずのみなさんのおかげでしたのコーナーにある、「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」とほぼ同じだと思っていい。

今年の例を挙げると、

1.交通量を調査してる人

f:id:kaniboy:20181030002144j:image

2.ユニクロのマネキン

f:id:kaniboy:20181030002148j:image

3.自分の番でシュレッダーのくずがいっぱいになった人

f:id:kaniboy:20181030002210j:image

4.つまみと間違えて犬のエサを買った外国人

f:id:kaniboy:20181030002221j:image

と、こんな感じ。

去年くらいからじわじわと人気が出ているため、来年はさらに多くの人が参加されると考えられる発展途上国。渋谷という国はT-ウイルスが蔓延してもうヤバいので、早いうちにこちらの国に亡命するのが賢明な判断です。

 

僕もとっとと荷造りして亡命の準備しなきゃと思いましたが、仮装とかハロウィンとか全く関係ないカールおらが村の民だったので、黙って田園地帯でカールおじさんと祈り捧げようと思います。